-なぜいま、「インバウンド × アクセシブル」なのか?

 

理由1:日本の総宿泊数の1/3はインバウンド!

2024年の訪日外国人観光客数(インバウンド)は3,686万9,900人で、前年比147%と過去最高を記録しました。市場規模も8.1兆円となりましたが、日本政府は5年後の2030年までに「外国人観光客6000万人・市場規模15兆円」を目標としており、急拡大に伴って、特に地方都市において「旅行・観光業」は、今後の産業を支える中核となっていくことは間違いありません。
総宿泊数でみると、2024年の旅行延べ宿泊数9.84億泊のうち、インバウンドは3.32億泊と、現在でも3分の1を超える宿泊数が外国人観光客によって占められています。また旅行者一人あたりの旅行支出額も、国内宿泊旅行者が69,000円であるに対し、インバウンド旅行者は227,000円と、一人の旅行者に選ばれる旅行地であることに対してインパクトがより大きいことも特徴です。
多くのホテル・旅館のみならず、インバウンド旅行者への対応は、すべての観光地において求められています。

 

理由2:減っていく日本人旅行者数、増え続ける「高齢者旅行者」!

一方で、2024年の日本人国内旅行者数(宿泊)は2.9億人と、前年比104%となりましたが、いまだにコロナ以前の水準は回復していません。今後、人口が減っていくことに伴って、日本人旅行者数は横ばいか、やや減少していくことが予想されています
その一方で、65歳以上、特に75歳以上の高齢者人口は、35年後の2060年ごろまで増え続けていきます。今後の国内旅行者への対応を考える中で、「高齢者と一緒に楽しめる旅行」を特徴としていくことは、観光地としての大きなブランド力の向上につながります。
2024年のデータによると、アクセシブル旅行の向上によって、仮に70代以上の旅行者が60代と同回数の宿泊旅行が実現できれば、70代以上旅行者の市場規模は2.4兆円(3151万人)→5.3兆円(6924万人)と、2兆円を超える市場拡大が期待できます。
また、高齢者旅行者の特徴として、単独旅行ではなく家族と一緒に旅行することも大きな特徴です。高齢者旅行をきっかけとした家族旅行によってグループあたりの顧客単価も高まり、市場としてのインパクトもさらに大きくなります。

【年齢別人口推計の推移(総務省)】

 

理由3:世界から注目されている、「アクセシブルな旅行先・日本!」

日本国内の障がい者旅行者の市場規模(2023年)は1881万人、さらにアクセシブル旅行が向上すると、2557万人の市場規模がありますが、世界に目を向けるとどうでしょうか?
国連機関UN Tourismの2024年調査によると、米国は7700万人以上、欧州は5600万人以上、中南米では8500万人、アジア太平洋地域では6億9000万人の市場規模があります。—そのうちどのくらいの割合の方が、日本への旅行を計画しているでしょうか?
また、高齢者旅行と同じく、アクセシブル旅行者も単独旅行のケースは少なく、家族や友人と一緒に旅行することも大きな特徴です。

2021年の東京オリンピック以降、日本は急速に「アクセシブルな旅行先」としての認識が広がり、世界中のアクセシブル旅行者から注目が高まっています。Accessiblyをはじめとするアクセシブル旅行ランキングでも、日本は常に世界のトップ10に入る人気の旅行先となっています。実際に2025年春には、新幹線の車いす対応座席が発売日に予約が埋まる状況が続き、今後も、日本を訪れるアクセシブル旅行者は増え続けていくことが予想されています。

 

「バリアフリー」から、一歩進んだ「アクセシブル」は、
アクセシブル旅行者+家族も含めた、より多くの旅行者から選ばれるための鍵となります。

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